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『塩竈阿部勘』レポート その2- 伊達綱村この頃の塩竈はどんな町だったのでしょうか。当時の塩竈に大きく関わっているといわれる人物が、仙台藩4代目藩主の「伊達綱村」です。1673年(延宝元年)「伊達綱村」は、「御舟入堀(おふないりぼり)」とい...
05/07/2026

『塩竈阿部勘』レポート その2

- 伊達綱村

この頃の塩竈はどんな町だったのでしょうか。当時の塩竈に大きく関わっているといわれる人物が、仙台藩4代目藩主の「伊達綱村」です。

1673年(延宝元年)「伊達綱村」は、「御舟入堀(おふないりぼり)」という塩竈湊から仙台城下をつなぐ運河を開通させます。

それにより、それまで塩竈で荷揚げして陸路で仙台まで運ばなければならなかった物流が、舟で仙台まで行けるようになりました。

そのため塩竈は、通過するだけの場所となってしまい、賑わいが失われていきました。

鹽竈神社への崇敬が篤かった伊達綱村は、その状況を憂い、塩竈に対して9箇条の特令を発令します。

これが「貞享の特令」、1685年(貞享2年)のとです。主な内容は以下の通りです。
* 塩竈への入港義務化: 米以外の海産物、材木、商人荷物を積んだ船は、必ず塩竈港に入港・荷揚げすることを義務付ける。
* 多額の金子下賜: 毎年250両(今の数千万円相当)を藩から塩竈の町に下賜した。
* 税の免除: 塩竈の人々に対する年貢の免除。
* 商業・流通の活性化: 仙台城下でも制限されていた馬の市や芝居の興行を塩竈で許可。
* 港の整備: 港湾施設や関連インフラの拡充。

そして1695年(元禄8年)、「伊達綱村」は、鹽竈神社の大改築に着手します。完成は、綱村隠居後の宝永元年(1704)ですが、これにより、現在まで続く鹽竈神社の社殿が完成しました。

こうして塩竈は活気を取り戻します。これ以降の塩竈は、港に出入りする船乗りに、鹽竈神社の参拝客に、歓楽街で遊興する観光客に、そして鹽竈神社に奉納するお酒の醸造地として、「たくさんお酒を消費する地」としても発展していきます。

鹽竈神社の新社殿完成から12年後に、「阿部勘九郎」さんは、「阿部勘酒造」を創業します。

当時の賑わいを伺い知れるのが、塩竈に伝わる民謡『塩釜甚句』です。

『塩釜甚句』は、1704年(宝永元年)の鹽竈神社新社殿の落成を祝って、伊達綱村が文人粋客らに歌謡を作らせ、これに当時海岸地方で流行していた「アイヤ節」の歌曲を変曲して、塩竈の芸妓に謡わしめたことに始まるといわれています。

歌詞の内容は、仙台藩内で唯一遊郭がある塩竈に通う旦那衆や遊女の、恋焦がれる心情を歌ったとされています。

この時代から明治初期までの阿部勘酒造の歴史は、昭和の火事で資料が焼失していることもあり、詳しくはわからないそうです。

様々な文化や人が行き交う物流の拠点として、新鮮な魚介が豊富に水揚げされる港町として、鹽竈神社参拝の観光客で賑わう宿場町として、遊興に耽る伊達者の集まる歓楽街として、豊かな食とお酒の文化が集う場所で、300年以上蔵を構え続けているという事実が、人々に愛され続けている「阿部勘酒造」の歴史を物語っているように感じるます。

「阿部勘酒造」の石数は、現在800石ほどだそうです。そのうち7〜8割を占める銘柄は『阿部勘』です。当店で扱わせていただいている銘柄も『阿部勘』だけですが、他に、『於茂多加(おもたか)男山』『四季の松島』という地元流通の銘柄もあります。

その中には、『阿部勘』にはないアル添酒もあるということですが、私個人的に、絶対めちゃくちゃ美味しいと思うので、いつか飲んでみたいと思っています。

「おもたか」とは、阿部家家紋の澤瀉(おもだか)紋に由来します。水田に自生する植物の葉をモチーフにした植物紋で、葉の形状が矢尻に似ているため「勝軍草(かちいくさぐさ)」と呼ばれ、戦国武将に好まれた縁起の良い「勝ち紋」として知られており、福島正則なども家紋に採用しています。

#塩竈阿部勘 #阿部勘酒造 #宮城県塩竈市 #鹽竈神社

『塩竈阿部勘』レポート その12026年6月、阿部勘は『阿部勘』から『塩竈阿部勘』にリブランディングしています。今回は私スタッフ塚田が4月に阿部勘酒造を訪問させていただいた時のレポートをご紹介させていただきます。『阿部勘』が新たに背負った「...
05/07/2026

『塩竈阿部勘』レポート その1

2026年6月、阿部勘は『阿部勘』から『塩竈阿部勘』にリブランディングしています。

今回は私スタッフ塚田が4月に阿部勘酒造を訪問させていただいた時のレポートをご紹介させていただきます。

『阿部勘』が新たに背負った「塩竈」の二文字。そして「阿部勘の酒造り」についてお伝えできればと思っています。

※「しおがま」の表記について。
今回のレポートでは、「塩竈市」「鹽竈神社」「本塩釜駅」と、慣例に従って使い分けています。あらかじめご承知ください。

- 塩竈へ

4月19日(日)6時56分 東京駅

東北新幹線「はやぶさ」に乗り、仙台を目指しました。今回の酒蔵訪問は初の私ひとりでの訪問です。しっかりと学んでみなさんにお伝えしなければ、と気合いが入ります。

今回の目的地は宮城県塩竈市の「阿部勘酒」です。

塩竈市は「回らないお寿司屋さんの数が人口に対して日本一」の町だそうです。

この情報は、数年前に弊社「新川屋田島酒店」に、阿部勘酒造の菅井さんが立ち寄ってくださったときに伺ったお話しです。

「そんな町で300年以上続く蔵」、この謳い文句は、私がお客様に紹介するときにいつも使わせていただいています。

『豊富な魚介に恵まれた町』、そんな町の食文化に寄り添い、300年以上愛され続けてきたお酒。

だからこそ、海鮮はもちろん、幅広い日本のお料理によく合います。という言葉に力強い説得力を加えてくれます。

「回らないお寿司屋さんの数日本一」ではなく、「人口に対して」の数が日本一というのも、このエピソードの好きなところです。

そんなエピソードを教えてくれた菅井さんと、阿部勘酒造の最寄り駅「本塩釜駅」で待ち合わせです。

意外にも仙台までは1時間半からほど、思ったよりあっという間の到着でした。

仙台からは、石巻までをつなぐ「仙石線(せんせきせん)』に乗り換え、「本塩釜」を目指します。

石巻市といえば『日高見』の「平孝酒造(ひらこう)」酒造がある場所。そして『阿部勘酒造」のある塩竈市には、『浦霞』の醸造元「佐浦」もあります。

いずれも新鮮な魚介と相性抜群のお酒、この辺りの恵まれた食文化を特徴付けているようです。

面白いことにもうひとつ、宮城県の酒蔵の特徴として、原料米に「酒米」ではなく私たちが普段食べる食用米「飯米」をよく使うという特徴があるようです。

「阿部勘酒造」でも、『ササニシキ』『まなむすめ』『ひとめぼれ』『元気丸』など、飯米を広く使います。そして、『阿部勘』の中でもファンの多い『亀の尾』も飯米です。

「仙台」から「本塩釜」は、約30分ほどでした。「本塩釜」駅に到着した私は、待ち合わせまで少し時間があったので、駅前の喫茶店でコーヒーをいただくことにしました。

何気なく店内を眺めていると、壁際の冷蔵ケースに『阿部勘』を発見。「おっ!あったあった」と思っていると、その隣の棚に『一森山』なる酒が。

「聞いたことがないけど地元の銘柄かな?」
と思いスマホで検索してみると、どうやら鹽竈神社に奉納する御神酒だという。

地元の蔵が持ち回りで担当し醸す酒で、「一森山」というのは、その神社のある地名だそうです。

地元の蔵とは、「佐浦」、「一ノ蔵」、そして「阿部勘酒造」です。

塩竈市は、陸奥国一之宮といわれる「塩竈神社」の門前町として、そして、豊富な魚介類に恵まれた港町として栄えてきました。

江戸時代中期、『阿部勘酒造」創業者となる初代「阿部勘九郎」さんは、塩竈神社のふもとに門を構え、商店を営んでいたそうです。

そんな「阿部勘九郎」さんは、1716年(享保元年)、塩竈神社の御神酒御用蔵として仙台藩から酒造りの権利(酒株)を与えられ、酒造りを始めます。これが、「阿部勘酒造」のはじまりです。

「阿部勘九郎」という名前は代々襲名され、現在は14代目になりますが、現代表者は阿部家15代目にあたる阿部昌弘さんです。

実に300年以上の歴史を誇ります。享保元年といえば江戸では”暴れん坊将軍“として有名な「徳川吉宗」が8代将軍に就任した年です。

吉宗と同世代の創業者って、歴史を感じますねー。

#塩竈阿部勘 #阿部勘酒造 #宮城県塩竈市 #鹽竈神社

『塩竈阿部勘』レポート その12026年6月、阿部勘は『阿部勘』から『塩竈阿部勘』にリブランディングしています。今回は私が4月に阿部勘酒造を訪問させていただいた時のレポートをご紹介させていただきます。『阿部勘』が新たに背負った「塩竈」の二文...
05/07/2026

『塩竈阿部勘』レポート その1

2026年6月、阿部勘は『阿部勘』から『塩竈阿部勘』にリブランディングしています。

今回は私が4月に阿部勘酒造を訪問させていただいた時のレポートをご紹介させていただきます。

『阿部勘』が新たに背負った「塩竈」の二文字。そして「阿部勘の酒造り」についてお伝えできればと思っています。

※「しおがま」の表記について。
今回のレポートでは、「塩竈市」「鹽竈神社」「本塩釜駅」と、慣例に従って使い分けています。あらかじめご承知ください。

- [ ] 塩竈へ

4月19日(日)6時56分 東京駅

東北新幹線「はやぶさ」に乗り、仙台を目指しました。今回の酒蔵訪問は初の私ひとりでの訪問です。しっかりと学んでみなさんにお伝えしなければ、と気合いが入ります。

今回の目的地は宮城県塩竈市の「阿部勘酒」です。

塩竈市は「回らないお寿司屋さんの数が人口に対して日本一」の町だそうです。

この情報は、数年前に弊社「新川屋田島酒店」に、阿部勘酒造の菅井さんが立ち寄ってくださったときに伺ったお話しです。

「そんな町で300年以上続く蔵」、この謳い文句は、私がお客様に紹介するときにいつも使わせていただいています。

『豊富な魚介に恵まれた町』、そんな町の食文化に寄り添い、300年以上愛され続けてきたお酒。

だからこそ、海鮮はもちろん、幅広い日本のお料理によく合います。という言葉に力強い説得力を加えてくれます。

「回らないお寿司屋さんの数日本一」ではなく、「人口に対して」の数が日本一というのも、このエピソードの好きなところです。

そんなエピソードを教えてくれた菅井さんと、阿部勘酒造の最寄り駅「本塩釜駅」で待ち合わせです。

意外にも仙台までは1時間半からほど、思ったよりあっという間の到着でした。

仙台からは、石巻までをつなぐ「仙石線(せんせきせん)』に乗り換え、「本塩釜」を目指します。

石巻市といえば『日高見』の「平孝酒造(ひらこう)」酒造がある場所。そして『阿部勘酒造」のある塩竈市には、『浦霞』の醸造元「佐浦」もあります。

いずれも新鮮な魚介と相性抜群のお酒、この辺りの恵まれた食文化を特徴付けているようです。

面白いことにもうひとつ、宮城県の酒蔵の特徴として、原料米に「酒米」ではなく私たちが普段食べる食用米「飯米」をよく使うという特徴があるようです。

「阿部勘酒造」でも、『ササニシキ』『まなむすめ』『ひとめぼれ』『元気丸』など、飯米を広く使います。そして、『阿部勘』の中でもファンの多い『亀の尾』も飯米です。

「仙台」から「本塩釜」は、約30分ほどでした。「本塩釜」駅に到着した私は、待ち合わせまで少し時間があったので、駅前の喫茶店でコーヒーをいただくことにしました。

何気なく店内を眺めていると、壁際の冷蔵ケースに『阿部勘』を発見。「おっ!あったあった」と思っていると、その隣の棚に『一森山』なる酒が。

「聞いたことがないけど地元の銘柄かな?」
と思いスマホで検索してみると、どうやら鹽竈神社に奉納する御神酒だという。

地元の蔵が持ち回りで担当し醸す酒で、「一森山」というのは、その神社のある地名だそうです。

地元の蔵とは、「佐浦」、「一ノ蔵」、そして「阿部勘酒造」です。

塩竈市は、陸奥国一之宮といわれる「塩竈神社」の門前町として、そして、豊富な魚介類に恵まれた港町として栄えてきました。

江戸時代中期、『阿部勘酒造」創業者となる初代「阿部勘九郎」さんは、塩竈神社のふもとに門を構え、商店を営んでいたそうです。

そんな「阿部勘九郎」さんは、1716年(享保元年)、塩竈神社の御神酒御用蔵として仙台藩から酒造りの権利(酒株)を与えられ、酒造りを始めます。これが、「阿部勘酒造」のはじまりです。

「阿部勘九郎」という名前は代々襲名され、現在は14代目になりますが、現代表者は阿部家15代目にあたる阿部昌弘さんです。

実に300年以上の歴史を誇ります。享保元年といえば江戸では"暴れん坊将軍“として有名な「徳川吉宗」が8代将軍に就任した年です。

吉宗と同世代の創業者って、歴史を感じますねー。

#塩竈阿部勘 #阿部勘酒造 #宮城県塩竈市 #阿部勘九郎 #鹽竈神社

今年もタコチューの季節になりました。今年の開催は7月20日の海の日です。新川屋もお手伝いさせていただきます。ぜひぜひタコスと焼酎のマリアージュをお楽しみください!*\\* FIESTA DE TACOCHU 2026 *//*🌮 TACOS...
29/06/2026

今年もタコチューの季節になりました。今年の開催は7月20日の海の日です。新川屋もお手伝いさせていただきます。

ぜひぜひタコスと焼酎のマリアージュをお楽しみください!

*\\* FIESTA DE TACOCHU 2026 *//*

🌮 TACOS × SHOCHU = FIESTA! 🌼
メキシコの伝統的なタコスと、日本の本格焼酎が織りなす夏の祭典が今年も開催!

暑い夏にぴったりの焼酎と、
焼酎に合うイベント限定の特別なタコスをご用意!
メキシカンフードと焼酎で暑い夏を吹き飛ばそう!

📅 日時:2026年7月20日(月祝)12:00〜18:00(最終受付17:30)
📍 会場:中目黒GTタワー前広場(東京都目黒区上目黒2丁目1−1)

🎟️ 入場無料
数量限定*前売スターターセット:2,000円(税込)
(専用グラス+ドリンク1杯+タコス1個+水)
追加コイン:330円(税込)/枚(1枚から購入可能)
※グラスはお持ち帰りいただけます。
※当日は現金はお使いいただけません。
※昨年までのグラスをご持参の方はオリジナル手ぬぐいをプレゼント!!

🌟 チケットは公式HP、プロフィールリンクより

🍸 参加蔵元:
・新島酒蒸留所 / 東京・新島 新島酒蒸留所
・明石酒造 / 宮崎
・小玉醸造 / 宮崎 工藤 洋愼
・松露酒造 / 宮崎 矢野 裕晃
・すき酒造/ 宮崎 suki.syuzou
・柳田酒造 / 宮崎 Yanagita Distillery 柳田酒造
・渡邊酒造場/ 宮崎 .man_nen
・大石酒造 / 鹿児島
・大山甚七商店 / 鹿児島 【公式】大山甚七商店 宮ヶ浜蒸溜所
・国分酒造 / 鹿児島 木場 哲広
・小牧醸造 / 鹿児島 【公式】小牧蒸溜所 小牧 一徳
・大海酒造 / 鹿児島 大海酒造株式会社【公式】
・中村酒造場 / 鹿児島 中村 慎弥
・富田酒造場 / 奄美大島 masayuki tomita
・重家酒造/ 長崎 日本酒【よこやま】/壱岐焼酎【ちんぐ】醸造元 重家酒造
・五島灘酒造 / 長崎 五島灘酒造
・高田酒造場 / 熊本 高田酒造場
・常徳屋酒造場 / 大分 常徳屋酒造場 Jyotokuya Distillery
・藤居醸造 / 大分 藤居醸造合資会社
・米島酒造 / 久米島 米島酒造

🌮 タコス出店:
・CIELITO LINDO CIELITO LINDO BAR AND GRILL
・New Classic Tortilla Club ɴ ᴄ ᴛ ᴄ|【 国内初トルティーヤ屋 】
・SoLA TACOS
・TACOS Shop TACOS Shop
・学芸大学つきかげ 学芸大学 つきかげ
・メキシカンバルMAYO

※出店蔵元・タコス店は追加・変更の可能性がございます。
最新情報は公式Instagramをチェック!!
FIESTA DE TACOCHU

主催:FIESTA DE TACOCHU 実行委員会
協賛:宮崎県東京事務所、籠屋 秋元商店、コセド酒店、黒門町壽屋
協力︰籠屋 秋元商店、新川屋田島酒店、伊勢五本店、KURAKARA
後援:国税庁

【スタッフ募集】渋谷区神宮前にある酒販店「新川屋田島酒店」では、現在スタッフを募集しております。日本酒と焼酎を主に取り扱う、町の小さな酒屋です。お酒が好きな方、お酒は飲めなくてもお酒にに興味のある方。小さな酒屋ですので業務内容は多岐にわたり...
30/05/2026

【スタッフ募集】

渋谷区神宮前にある酒販店「新川屋田島酒店」では、現在スタッフを募集しております。
日本酒と焼酎を主に取り扱う、町の小さな酒屋です。

お酒が好きな方、お酒は飲めなくてもお酒にに興味のある方。
小さな酒屋ですので業務内容は多岐にわたります。
どうしたら日本酒や焼酎の魅力を、お客様に伝えていけるか。お酒の造り手とも直接お会いしたり、興味があれば酒蔵訪問の機会もあります。
私達と一緒に自らも考え、学び、楽しみながら行動できる方、未経験でも大歓迎です。

【勤務形態】
・パート/アルバイト(正社員登用あり)
・勤務時間:8:00~19:30の間で4~8h/日(シフト制、6h以上 休憩あり)

【業務内容】
・酒屋業務全般
    ・・・接客、配達、お酒の受発注、電話対応、事務仕事、倉庫の整理等

【勤務地】
 東京都渋谷区神宮前2-4-1(最寄り駅:外苑前から徒歩7分)

ご興味のある方はダイレクトメッセ―ジ、もしくはメール([email protected])で、担当:田島までご連絡ください。

【葵酒造訪問レポート 後編】シンガポールで活躍していた青木さんが、異国の地で改めて実感した「日本製」のよさ。そこから日本酒という文化に向き合い、蔵を経営したいと志した先で縁がつながったのが、新潟県長岡市でした。阿部さん、青木さん、土居さん。...
31/03/2026

【葵酒造訪問レポート 後編】

シンガポールで活躍していた青木さんが、異国の地で改めて実感した「日本製」のよさ。そこから日本酒という文化に向き合い、蔵を経営したいと志した先で縁がつながったのが、新潟県長岡市でした。

阿部さん、青木さん、土居さん。それぞれの名前から一文字ずつを取り、立ち上げられた『葵酒造』。メンバーの誰もが縁のなかった土地に集い、駆け抜けてきた1年半。その間に世に送り出した酒は13種類にのぼります。その道のりにあったであろう数々の苦難を思うと、この日、2期目の甑倒しを迎えた皆さんの笑顔がより一層、深く心に残りました。

葵酒造の酒は、特定名称や精米歩合をあえて公開していません。純粋に「酒そのものの価値」で価格を決めたいという思いが、その背景にあります。学生時代に、特定名称などの情報で、価格の大部分が決定されてしまう、というテーマで論文を書いていた、という土居さんの考えとも重なるのだと思います。

それは同時に、自分自身が素直に感じた味わいや、シーンに寄り添う存在としてのお酒、造り手の想いや文化的な背景、その土地の自然やそこに積み重ねられてきた歴史、あるいは私個人の関係性や思い入れなど、スペックや作業コスト、原材料費だけの価値では語れない魅力を、酒屋スタッフとしてお客様に伝えたい、また、そういう伝え方が求められる時代になったのだと、改めて感じさせられました。

阿部さんの造る酒は、もともと“きれい”な印象がありましたが、長岡に移ってからは、さらに透明感を増し、雑味のないクリアな味わいへと昇華しているように感じます。

低アルコールのラインナップが中心でありながら、芯のあるボディを持ち、米の個性でしっかりと骨格を形作っています。

そこに特徴的な心地よい酸と、上品な果実香が重なり、全体にピュアな印象を与えています。長岡の水はこの酒質とよく調和し、非常に相性が良いと阿部さんは語ってくださいました。

五百万石、美山錦、出羽燦々といった溶けにくい米は、夏の高温などの影響でより溶けず、扱いに苦労されたそうですが、その分、仕上がりは非常にクリアでピュア。それぞれの米が持つ繊細な甘みやミネラル感が素直に表現されています。

この日試飲させていただいた発売前の『撫子』。愛山を使ったこのお酒は、愛山らしくふくよかなボディとわかりやすい甘やかさが魅力的で、ボディ感のあるお米の特徴も、よく表れていました。

どのお酒からも感じられたのは、「シンプルでエレガント」という葵酒造の美意識。日本酒にまだ馴染みのない方にも、その魅力を素直に伝えたいという青木さんの想いが、息づいているように感じられました。

蔵見学を終えた後、葵酒造で借りているアパートの一室へ。玄関に並ぶたくさんの靴、限られた調理器具で腕を振るう料理人の姿。「ブレーカーが落ちた」「ゴミはどうする」「わさびがない」——そんな声が飛び交う空間に、どこか学生時代のような懐かしさを感じながら、大きな食卓を囲んでお酒をいただいた時間は、なんとも幸福なひとときでした。

気がつけばすっかり「葵組」の魅力に引き込まれていた私ですが、これからの活躍がますます楽しみになった一日でした。

「あまり日本酒に馴染みのない若い方にも、お寿司屋さんなどで飲んでほしい」青木さんはそう語ってくださいました。

もしかしたらそのまなざしの先には、いつかご自身が感じたように、遠く海外の地で葵の酒と出会い、心を動かされる日本人の若者の姿が見えているのかもしれません。

5年後、10年後——
大きく飛躍している蔵の活躍を見るたびに、この日のことをきっと、懐かしく思い出すのだと思います。そしてそんな蔵のはじめの方の物語に立ち会えたこと、とてもうれしく、忘れがたいものとなりました。

これからもできるだけ親しく経験を共有させていただき、葵酒造の魅力を伝え続けていけたらと、そう願っています。

葵酒造の皆さま。
心温かく迎えてくださり、素晴らしい時間を本当にありがとうございました。

#葵酒造 #日本酒 #ふきのとう

こんばんは、スタッフの塚田です。先日、新潟県長岡市の葵酒造さんで蔵見学をさせていただきました。その時の様子をレポートにまとめましたので、ご紹介させていただきます。前編、後編に分けさせていただきました。いつもながら文章長くてすみません!ですが...
31/03/2026

こんばんは、スタッフの塚田です。

先日、新潟県長岡市の葵酒造さんで蔵見学をさせていただきました。その時の様子をレポートにまとめましたので、ご紹介させていただきます。前編、後編に分けさせていただきました。いつもながら文章長くてすみません!ですがとても心に残る訪問になりましたので、目を通していただけたらうれしいです。

【葵酒造訪問レポート 前編】

3月22日。私たちが訪れたこの日、長岡はやわらかな陽気に包まれていました。とはいえ、この土地の空はスカッと晴れることは少ないようで、この日の空もまた、朧げな薄い雲に覆われていました。

けれど、空模様以上に印象的だったのは、出迎えてくださった皆さんの表情でした。マーケティング責任者の土居さん、醸造責任者の阿部さん、そして初めてお会いする蔵元の青木さん。どの方も、朗らかな笑顔で私たちを迎えてくださいました。

2024年9月の事業承継から1年半。
初年度には7タイトルの実験的シリーズ『Untitled(アンタイトル)』をリリース。そして2年目となる今期は、自社生産米による『Domaine (ドメーヌ)』、買い付けた米で醸す『Maison Aoi (メゾンアオイ)』と、2つの軸となるブランドを明確に打ち出しています。

さらに『Maison Aoi』の中で、新酒の『Nouveau(ヌーボー)』日本古来の和の色彩を味わいのテーマに乗せた『Color(カラー)』、生産者に焦点を当てた『Farmer(ファーマー)』、そして実験的な試みの『Untitled(アンタイトル)』と、多層的な展開で次々と新たなお酒を、世に送り出しています。

そしてこの日は「甑倒し(こしきだおし)」甑(こしき:米を蒸す道具)で蒸した米を最後の醪(もろみ)へと託す、仕込みの締めくくりともいえる節目の日です。そんな場面に立ち合わせていただけたことを、うれしく感じました。

ひとつの区切りを迎え、蔵の皆さんにとっても、ほっとひと息の特別な日。この日のお弁当は、いつもよりも豪華な“ハレ”の仕様とのこと。私たちの分までご用意いただいて、食卓を囲みあたたかな時間を過ごさせていただきました。

「最初にボイラーが壊れました」
阿部さんは、笑えない話を笑顔で語ってくださいました。

大正時代に建てられた登録有形文化財の巨大なレンガ造りの蔵。高橋酒造の全盛期では2000石の生産量を誇っていたそうです。そんな蔵で葵酒造が初年度仕込んだのは60石。2年目の今年は150石を予定しているそうです。

そんな巨大蔵の温度調整のできない大きなタンク、長い年月を経て老朽化が進んだ道具の数々は、手を入れなければ稼働もままならない状態でした。

そんな状況から蔵の片付けや清掃、設備の改善など、目の前の課題をひとつずつ乗り越えてきた「葵組」。縁もゆかりもない土地で、手探りの中を進んできたその歩みは、決して平坦なものではなかったはずです。

設備投資において優先してきたのは、「作業の負担を軽減すること」。

たとえば、2階の麹室へ蒸米を運ぶ作業。以前は土居さんが急な階段を何往復もして担ぎ上げていたものを、現在はウインチで引き上げる仕組みに改良されています。枯らしの工程も新設備の導入によって効率化が図られました。

「体が疲れ切ってしまうと、“いいものを造ろう”という気持ちよりも、目の前の作業をこなすことが優先されてしまうから」
阿部さんの言葉が、強く印象に残っています。

(後半へ続く)

#葵酒造 #日本酒 #長岡 #酒蔵訪問

こんにちは、スタッフの塚田です。今日は立春ですね。名ばかりの春といえど、大寒の頃に比べると幾分かは寒さも緩んだ感じがします。街を歩けば蕾のふくらみ、新芽のいぶきなど、そこここの草木からも春の足音が近づいている様子が垣間見えます。立春大吉とい...
04/02/2026

こんにちは、スタッフの塚田です。今日は立春ですね。

名ばかりの春といえど、大寒の頃に比べると幾分かは寒さも緩んだ感じがします。街を歩けば蕾のふくらみ、新芽のいぶきなど、そこここの草木からも春の足音が近づいている様子が垣間見えます。

立春大吉という厄除けのお札があるそうです。左右対称のこの文字を門に貼っておくと、門を潜った鬼が振り向いてみるとまた、立春大吉の文字が。まだ門の外にいると思った鬼が外に出ていった逸話から縁起物のお札とされているそうです。

農家時代最も待ち遠しかった季節はまさに春です。土も作物も凍る、そして懐も凍る冬の厳しさに耐え、作物が生き生きとしてくる春を迎える喜びはひとしおでした。

自然の厳しさがより身近に感じられたであろう昔の人々が、春の訪れを喜ぶ様子も、この「立春大吉」の文字に込められているような、そんな気がします。

さて、新たな季節の始まりに皆様にご紹介したいのは、美和桜の新商品「美和桜 純米超辛口」です。

この赤いラベル、みなさん見覚えがあるのではないでしょうか。

そうです、当店でも不動の人気を誇る辛口酒の筆頭「宝剣 純米超辛口」のラベルです。

宝剣と美和桜は同じ広島の酒蔵。その中でもニ蔵は特に親しくお付き合いをしている蔵のようです。

そんな交流が生んだ新商品。広島県を代表する酒造好適米である「八反錦」をそれぞれの蔵自慢の名水で醸した超辛口の純米酒。

ぜひとも並べて飲み比べてみたいお酒です。

今回の発売分は、搾りたてフレッシュな「生酒」になります。

以外、蔵元さんのコメントを掲載させていただきます。

さて、この度広島県の中でも特に親しくお付き合いをしている宝剣酒造の土井さんと、もっと旨い日本酒を醸せないかと意見交換をしてきた中で「美和桜の純米を超辛ロに仕上げて、宝剣 純米酒 超辛ロと同じラベルデザインで張り付けてみてはどうか」と提案を頂きました。
土井さんの提案に感激し、美和桜従業員一同「必ず期待に応える」という熱い思いで、超辛口でありながら、の美和桜らしい旨みを大切にした純米酒を醸す事にしました。
美和桜の在る三次市三和町は八反錦の主産地でもあり、今回の新商品につきましても全量八反錦を原料とし、仕込み水には標高 800Mの大土山(おおづちやま)の伏流水を用いてます。

宝剣 野呂山の湧水仕込
美和桜 大土山の伏流水仕込

原料米:広島県産八反錦
精米歩合60%
Alc:16%

#美和桜酒造 #美和桜 #広島県三次市 #宝剣 #宝剣酒造 #広島県呉市 #日本酒 #酒 #立春 #立春大吉 #外苑前 #表参道 #新川屋田島酒店 #原宿 #青山

こんばんは、スタッフの塚田です。昨日までは暖かな春のようでしたが、一転、今日は「大寒」の名の通りグッと冷え込みましたね。一年でいちばん寒さが厳しいといわれるこの季節、温かいお料理で体を温めたいですね。長野出身の私にはあまり耳馴染みのない言葉...
20/01/2026

こんばんは、スタッフの塚田です。

昨日までは暖かな春のようでしたが、一転、今日は「大寒」の名の通りグッと冷え込みましたね。一年でいちばん寒さが厳しいといわれるこの季節、温かいお料理で体を温めたいですね。

長野出身の私にはあまり耳馴染みの
ない言葉ですが、関西や九州の一部地域では、今日1月20日のことを「骨正月」と呼ぶそうです。

お正月用に用意した塩ブリや新巻鮭をちょうど食べ切る頃でもあり、そのアラを使ってブリ大根や粕汁などを作って食べるという風習があるそうです。

寒さの厳しい大寒に温かいお料理で体を温める。食材を無駄にせず最後まで楽しむ気持ち、素敵ですね。

そんなお料理と共にいただきたいお酒は、やはり熱燗でしょうか。

今日ご紹介するお酒は、新川屋でも人気の定番酒のなかから、「群馬泉 山廃本醸造」です。

奥行きがありながらも上品な香り、ふくよかな旨味とバランスの良い酸が口に広がる山廃本醸造。芯があるのにやわらか。燗にすると、一段とその魅力が広がる一本です。
おすすめは熱燗。少し高めにつけて、燗冷ましも旨い。
温かいお料理とホッとほころぶひと時を、お楽しみください。


原料米:若水 他
精米歩合:60%
日本酒度:+3
酸度:1.6
ALC度:15.5%

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住所

神宮前2-4-1
Shibuya-ku, Tokyo
1500001

営業時間

月曜日 09:00 - 20:00
火曜日 09:00 - 20:00
水曜日 09:00 - 20:00
木曜日 09:00 - 20:00
金曜日 09:00 - 20:00
土曜日 09:00 - 19:00

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