09/03/2026
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今週開催されるART FAIR TOKYO 2026 に出展します
テーマは「THE」
今回の作品はそれぞれ業界を代表する作品クオリティーであり、我々のギャラリーとしてもこれぞWa.と言う作品群となりました。
東京で初めてWa.を知る方も、ご存知の方にも、私たちの事を知って頂きたいと思います
THE — As It Is
語られる前に、在る。
本展示「THE — As It Is」は、ART FAIR TOKYO 20におけるWa.galleryの初出展として、素材と向き合う姿勢そのものを提示する展示である。標縄、茅、和紙、アクリル——背景も性質も異なる素材は、用途や象徴から距離を取り、作品として空間に置かれる。意味を与えられる以前の状態へと立ち返るように、素材はただ在り、その存在によって場に静かな変化をもたらしていく。
境を示し、信仰と暮らしのあわいにあった標縄の記憶は、空間に見えない輪郭を生み出す。風土と共に人の営みを支えてきた茅は、構造として場に重さと広がりを与え、失われつつある時間の層を静かに立ち上げる。光を受け、透過し、包み込んできた和紙は、明暗や距離を調停し、鑑賞者の時間感覚を緩やかに変化させる。その連なりの中に置かれたアクリルは、ガラスの代替として生まれたフェイクという出自を抱えながら、極限まで研ぎ澄まされた加工技術と忍耐によって、素材としての在り方そのものを問い直す存在として立ち現れる。
自然素材と人工素材という区分は、ここでは意味を持たない。結ぶ、葺く、漉く、削るといった行為は前面に現れず、素材はただ在ることで、空間の緊張、光の流れ、身体との距離に作用する。作り手の時間と意志を宿したそれぞれの素材は、物質を超えた存在として、互いに関係し合いながら場を形づくっていく。
本展示は、万物が働き、影響し合いながら世界が立ち上がるというWa.galleryが大切にしてきた感覚を、「語られる前に、在る」という態度として、静かに提示するものである。