14/10/2026
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"Past 1200days"
会津若松のGiraffe General Storeが開業より1200日が経過しました。きりがいいのか悪いのか?
どうせなら1000日と思いましたが、先に紹介したビール(点灯)の都合優先で少し後ろ倒しに。結果的に秋晴れで心地のいい日にその瞬間を迎えることができました。
斜塔に引き続き、一緒につくったのは点灯というビール。ブレットアンバーハーブラガーという多分ほとんどの人が聞いたことのないスタイル。それもそのはず、多分世界中見渡してもそんなものはないと思います。ただ、奇をてらうでもなく、あくまで美味しい液体というのが出発点。その先に垣間見える、人の営みと現代の暮らし、そして僕らの行く末とも言える感情が内包されています。詳しくは先の投稿をご覧いただきつつ、ひとまず口に運んでもらえるといいかと思います。
語りたいことはたくさんありますが、ビールに関してはこのくらいにして。この日みなさんとたくさんしたのが「栄安」というそば屋の話し。ジラフからも歩いて数分のところにある老舗そば屋さんなのですが、ここがなんとも重要な存在といいますか。決して高級店などではなく、むしろ1杯は600円ほどと超庶民派。見たことないくらい太く、乱切りされたそばが特徴的で様々なトッピングも用意されています。
見た目に劣らずそばのお味も独特。まず太さがやっぱりびっくりするし、噛めば噛むほどそば殻の風味がダイレクトに感じられます。そばって苦いんだ、と思えるほどにその味は濃厚でありながら、これがまたなんとも癖になる味わいなのです。
で、なにもグルメリポートがしたい訳ではなく、ようはこのそばを食べて何を感じるか?というのが話題の中心で、これがまた面白いのです。栄安を良しとするか、悪しとするか。(嫌いという意味ではく)
田舎そばという多少の例外はあれど、基本的には細く均一な麺こそそばの美徳とされています。機械打ちなども多い現代では、それこそ工業製品のごとく精巧に仕上げられていて、歯触りもよく、そばの味わいというのは、"風味"という言葉に置き換えられる程度に収まっています。それ故、上品な食事というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
対して、栄安。先にも語った通り、太く、乱れていて、そばの実そのものの味わいが口いっぱいに感じられます。想像するに、原初のそば。誰が言ったか、プリミィティブソバ。
つまりはです、客観的に見ると栄安もまた歴史の中に取り残されたそばなのだということ。機械化/工業化によって失われてきた、かつての景色そのもの。これらのものに対峙した時にあなたは何を思うか?そして、君たちはどう生きるか。ということ。
晃司くんとは非ビール言語、この日に限っていえば、そば言語でも十分にわかりあえました。
「明日は栄安行こうぜ。おやすみ!」
同じ感情の渦の中で、生まれたのが点灯です。みなさまにもどうか面白がってもらえたら嬉しいです。
#クラフトビール