ラヴニール España

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07/08/2023
18/02/2022
【CAVAディスカバリーWEEK開催!】コロナ禍で開催が伸び伸びになっておりましたが、ようやく開催が決定しました!11月1日~11月12日の期間中、東京・銀座20軒ほどのレストランにて、料理に合わせてカヴァを提供頂けます!「アルタ・アレーリ...
22/10/2021

【CAVAディスカバリーWEEK開催!】

コロナ禍で開催が伸び伸びになっておりましたが、ようやく開催が決定しました!

11月1日~11月12日の期間中、東京・銀座20軒ほどのレストランにて、料理に合わせてカヴァを提供頂けます!

「アルタ・アレーリャ」のカヴァは、下記のレストランにてお楽しみ頂けます!

「薪焼 銀座おのでら」
https://qr.paps.jp/6ugJe
*グラス2杯のカバと料理のペアリングをお店で提供 

藁焼き料理の数々と共に、エレガントなアルタ・アレーリャをどうぞお楽しみください!

CAVAディスカヴァリーWEEK詳細
https://www.cava.wine/jp/cava-discovery-week/

【ペドロ・エスクデーロ】ルエダのボデガ「ペドロ・エスクデーロ」では、このたびラインナップを一新しました!従来キュヴェごとにバラバラだった名称を統一し、彼らが最も大切にしている農園”フィンカ・ヴァルデラグンデ”を冠したワインに生まれ変わりまし...
14/06/2021

【ペドロ・エスクデーロ】

ルエダのボデガ「ペドロ・エスクデーロ」では、このたびラインナップを一新しました!
従来キュヴェごとにバラバラだった名称を統一し、彼らが最も大切にしている農園”フィンカ・ヴァルデラグンデ”を冠したワインに生まれ変わりました。

味わいもフレッシュ感が増し、より自然な飲み心地となりました。

”ヴァルデラグンデ”、どうぞお楽しみください~
https://us18.campaign-archive.com/?u=451650f66a7a7572a82e9c23c&id=4a3c817667

【ALTA ALELLA, Mirgin/DO Cava, Gran Reserva】~認証編弊社ではワインに認証が付いてるからといって、あまり多くを語りません。というのは、認証より中身のワインの味わいや、生産者の哲学や仕事の内容を重視して...
11/06/2021

【ALTA ALELLA, Mirgin/DO Cava, Gran Reserva】~認証編

弊社ではワインに認証が付いてるからといって、あまり多くを語りません。というのは、認証より中身のワインの味わいや、生産者の哲学や仕事の内容を重視しているからです。ただ、今回は生産者の目指しているものが感じられたので、敢えてテーマにしました。

アルタ・アレーリャは、自然なワイン造りを実践しておりますが、かと言ってファンキーなワインを造る事はありません。ファンキーなワインとは、ここでは揮発酸ブンブン、濁りまくっている、怪しげな要素が美味しさと相まって入り乱れているワインの事です。アルタ・アレーリャが目指しているワインとは、こんなに自然な取り組みをしていながら、味わいにマメ、揮発酸などといったオフフレーバーや、過度な濁りのない、誰でも安心して楽しめるワインという事です。ですので、世界中の3ッ星レストランなどハイエンドな飲食店や、いいモノを扱う信頼できるワインショップで楽しまれ、販売されております。

そこには、アルタ・アレーリャが、本当に美味しいものを楽しんでもらいたい、世界中のいいモノを求める人たちに喜んでもらいたいという願いがあるからだと思っております。

この写真から3つの認証が見て取れます。
①Cava認証
 ーーー>素性とテロワールの証
②ユーロリーフ有機認証
 ーーー>自然な栽培の証
③Vigan認証
 --->動物由来のものが含まれていない証

どれも、主義や、思想や、宗教が違っても、美味しく安全なものを楽しく召し上がって頂きたいという想いの表れなのではないでしょうか?

是非、”ミルジン”でみんなに楽しんでもらいたい。
信頼の証、「アルタ・アレーリャ」

https://cutt.ly/Xnm8Opr

【ALTA ALELLA, Mirgin/DO Cava, Gran Reserva】~デゴルジュマン編アルタ・アレーリャのカヴァは、いつデゴルジュマン(澱抜き)したかが全てのボトルで分かる様になっております。つまり、ヴィンテージ表記と併せ...
10/06/2021

【ALTA ALELLA, Mirgin/DO Cava, Gran Reserva】
~デゴルジュマン編

アルタ・アレーリャのカヴァは、いつデゴルジュマン(澱抜き)したかが全てのボトルで分かる様になっております。
つまり、ヴィンテージ表記と併せ、デゴルジュマンの日付を確認すれば、ボトルごとに瓶内熟成期間が何か月なのかが分かる、という事です。

具体的に見ていきましょう。
この画像のボトルは、
●2017年ヴィンテージ
●2021年2月1日デゴルジュマン実施
という事が分かります。

収獲は通常9月上旬ですので、収穫後すぐ1次発酵させると1か月もあれば発酵は終了します。タンクで年内落ち着かせ、年明けに瓶に詰めたとすると、
2018年:12ヶ月
2019年:12ヶ月
2020年:12ヶ月
2021年: 1ヶ月
合計37か月瓶内2次発酵熟成していたこととなります。

このカヴァ”ミルジン”はグラン・レセルヴァですので、30ヶ月瓶内2次発酵熟成させればグラン・レセルヴァと名乗ることが出来ますが、DOの規定よりかなり長期間瓶内2次発酵したという事が分かります。カヴァ最高位の「DOカヴァ・デ・パラヘ・カリフィカード」でさえ36ヶ月瓶内2次発酵すれば名乗ることが出来ますが、アルタ・アレーリャで最もベーシック(一番安いとも云う)なカヴァである”ミルジン”がこれだけ長期間瓶内2次発酵しているという事は、特筆すべきことではないでしょうか?

しかもこの写真のボトルは、ハーフ(375ml)のものです!
ハーフボトルでも、アルタ・アレーリャは一切手を抜きません。

品質の証が、ここにも見て取れます。

【ALTA ALELLA, Mirgin/DO cava, Gran Reserva】このたびカヴァ原産地統制委員会から新しいカヴァのレギュレーションが発表された。今迄のゆるい規制から、世界を代表する高品質スパークリングワインをこれから創っ...
09/06/2021

【ALTA ALELLA, Mirgin/DO cava, Gran Reserva】

このたびカヴァ原産地統制委員会から新しいカヴァのレギュレーションが発表された。
今迄のゆるい規制から、世界を代表する高品質スパークリングワインをこれから創っていこうという気迫の感じられる、とても厳しい内容となった。

その新レギュレーションの中で最も注目べきことは、レセルヴァ以上のカヴァはすべてビオ(有機栽培)でなければならない、という事だ。原産地統制呼称の枠内で”ビオ”を必須としたレギュレーションは、恐らく世界でも例を見ない先進的な取り組みと云えよう。

アルタ・アレーリャは1991年設立されたボデガである。その10年後初めてのワインをリリースすることとなるが、設立以来ビオでぶどうを栽培し、ワインを造っている。
ようやくカヴァの世界が、アルタ・アレーリャに近づいてきた、という事か。いずれにせよ、カヴァをリードずるワイナリーと言ってよいのではなかろうか。

”ミルジン”は、アルタ・アレーリャで最も愛されているカヴァ。
是非とも日本の皆様にも、親しんで頂ければと願っております!
https://cutt.ly/Xnm8Opr

もっともスタンダードなカヴァながら、”グラン・レセルヴァ”つまり瓶内熟成期間30ヶ月❗️3ツ星が採用するには理由があります(^^)●Alta Alella, Mirgin/DO Cava, Gran Reserva   参考上代2,900円...
07/06/2021

もっともスタンダードなカヴァながら、
”グラン・レセルヴァ”
つまり瓶内熟成期間30ヶ月❗️

3ツ星が採用するには理由があります(^^)

●Alta Alella, Mirgin/DO Cava, Gran Reserva 
参考上代2,900円(税別)
https://cutt.ly/Xnm8Opr

【カヴァの改革を牽引するアルタ・アレーリャ】皆さん、ご存知ですか?今、カヴァは大きな変革期に差し掛かっております。「安かろう、悪かろう」から、「高品質スパークリング」に大きく舵を切りました!「カヴァ原産地統制委員会」では、正式に新しいレギュ...
07/06/2021

【カヴァの改革を牽引するアルタ・アレーリャ】

皆さん、ご存知ですか?
今、カヴァは大きな変革期に差し掛かっております。
「安かろう、悪かろう」から、「高品質スパークリング」に大きく舵を切りました!
「カヴァ原産地統制委員会」では、正式に新しいレギュレーションを公表しましたー

その改革の目玉はコレ!
①生産地域を厳格に規定
②レセルヴァ以上はビオ(有機栽培)が必須

とても野心的な内容ですー
詳しくはこちらをご覧ください⇓
https://cutt.ly/Xnm8Opr

その改革の先頭を走っている生産者が「アルタ・アレーリャ」です!
代表的なキュヴェが、この”ミルジン”!

将来のカヴァを予見するワインです。
●Alta Alella, Mirgin/DO Cava, Gran Reserva
https://lavenir-wine.com/alta-alella/

03/08/2020

今、200年の時を取り戻す
カベルビア

https://lavenir-wine.com/winemakers/bodegas-luis-perez/

#ルイスペレス

#200年前のシェリー
#酒精強化していない
#ジュラはヘレスから伝わった
#テロワールシェリー


#これはワインです

#ラヴニール

海の中にも「宇宙」がある
03/08/2020

海の中にも「宇宙」がある

ユニヴール
それは宇宙

海は宇宙に繋がっている
ユニヴールは、水・青を表現している

この夏、キミは何を見る?

https://lavenir-wine.com/muchada-leclapart/


#ムチャーダレクラパール
#+だよ
#+は熟成一年プラス




#ビオディナミ
#新時代のワイン

【もう一人の男アレッハンドロ】   ~ ヘレスの革命vol.3シェリーのもう一方の産地、マンサニージャの産地として知られるサンルーカル・デ・バラメダに、アレッハンドロ・ムチャーダはいます。彼は考古学の博士として活躍し、モロッコで発掘調査をし...
21/07/2020

【もう一人の男アレッハンドロ】
  ~ ヘレスの革命vol.3

シェリーのもう一方の産地、マンサニージャの産地として知られるサンルーカル・デ・バラメダに、アレッハンドロ・ムチャーダはいます。彼は考古学の博士として活躍し、モロッコで発掘調査をしておりました。しかし、世の中を変えるには農業が最も近道だと考えるようになり、ぶどう栽培に興味を持つようになりました。そんな矢先、考古学仲間にいとこがフランスでシャンパーニュを造っているという人物に出会いました。彼の紹介で、アレッハンドロはシャンパーニュにぶどうの収穫に行きました。その先とは、20年以上も前からビオディナミ(バイオダイナミック農法)を実践する筋金入りの職人的生産者で、シャンパーニュを造る「ダヴィッド・レクラパール」だったのです。一緒に収穫をし、話をするうちに、アレッハンドロはビオディナミという農法に強烈に惹きつけられました。テロワールを最大限表現するワインを造るにはこの方法しかないと、確信するに至ったのです。

何としてもダヴィッドの協力を得たいと考えたアレッハンドロは、ダヴィッドをサンルーカルに来るよう説得しました。サンルーカルを訪れたダヴィッドは、サンルーカルの畑を見るなり偉大な可能性を感じました。というのも、自身の持つ畑トレパイユ村は、石灰のとても濃い土壌でサンルーカルと同じ石灰土壌。そしてシャンパーニュが持っていない燦燦と降り注ぐ豊かな太陽の日差しがそこにあったからです。ここでなら、自分の今までの経験が生かせるのではないか、サンルーカルでもう一つの自分のワイン造りが出来るのではないか、そう考えたダヴィッドは、アレッハンドロと一緒にサンルーカルでワイン造りをする決意を固めたのでした。

早速2人は2016年共同で合弁会社を設立し、新しいプロジェクトが始動しました。地元を知り尽くしたアレッハンドロは、樹齢が古くよいぶどうの木が植わっているにも関わらず耕作放棄された畑を見つけ、購入しました。実はヘレスでは1970年代シェリーの需要減という経済的危機を迎えたのでした。1970年に24,000ha耕作されていた畑は、現在僅か6,000haまで減少してしまったのです。しかも1970年代はぶどう栽培の効率化と近代化、工業化が進められ、高品質だが収量の低い伝統種パロミノ・フィノは引き抜かれ、カリフォルニアで開発された収量の多いパロミノ・カリフォルニアに次々と植え替えられていきました。ムチャーダ・レクラパールでは、高品質のパロミノ・フィノを主体に栽培し、さらに品質を高めるため収量は地域平均の3分の1まで引き下げております。

所有するぶどう畑は、パゴ「ミラフローレス」の上部の区画「ラ・プラテラ」にパロミノを1,7ha。同じくパゴ「ミラフローレス」の下部「ミラフローレス・バハ」にパロミノを0,7ha。そして海に近いパゴ「アブラガール」の区画「カミーノ・デル・プエルト」にモスカテル・デ・チピオナを0,9ha、合計3ha強にてぶどう栽培をしております。

サンルーカルのテロワールの特徴は、
① アルバリサの石灰土壌
② 燦燦と降り注ぐ太陽
③ 西側の海から吹く涼しい“エル・ポニエンテ”と呼ばれる風

この特徴を最大限表現する為に、ムチャーダ・レクラパールではビオディナミを実践しております。経験豊富な筋金入りビオディナミストであるダヴィッドも、ちょくちょくサンルーカルにやってきては、アレッハンドロと一緒にビオディナミを実践し、自身の姿を通してビオディナミを伝授しております。また、ムチャーダ・レクラパールでは、このテロワールをそのままダイレクトにワインへ表現する為、シェリータイプではなく通常の辛口白ワインとしてワインをリリースしております。つまり、産膜酵母による生物学的熟成や、酸化的熟成から来る風味のない、生粋のテロワールをそのまま感じられるワインを生産している訳です。しかも、フィルターにも掛けず低温処理による酒石酸除去も施さず、通常の10分の1程度とごく少量の酸化防止剤(SO2)を瓶詰め時に加えるだけで他には一切何も加えることはありません。

私は、どう考えてもムチャーダ・レクラパールは、アンダルシア最高のワインと云えると思っております。一例を挙げると、ヘレスのぶどう畑6,000haのうちビオ(有機農法)を実践しているのは僅か30ha。たったの0.5%!しかもその0.5%のなかで、ビオディナミを実践しているのは恐らくムチャーダ・レクラパールただ1軒!ビオディナミだから一概に美味しいと言うつもりは毛頭ございませんが、そこに掛ける情熱の強さは誰にも負けません。

さて、ではそのワインの味わいとはどんなものなのでしょうか。
色調は、輝きのあるゴールデンイエロー。南国のトロピカルフルーツを感じさせる豊かな果実風味。そして“エル・ポニエンテ”がもたらすフレッシュな口当たりと締まった酸。アルバリサ土壌が与えるミネラルとサリニティ。これらが深く、深く、私たちに語り掛けてくれます。まるで、「これがサンルーカルなんだよ」と囁いているように、、

https://lavenir-wine.com/muchada-leclapart/

【200年前のシェリーを復活させたルイス・ペレス】~シェリーの革命 vol.2(前回のポストから続いて・・)そんな価値あるシェリーの輝かしい伝統と文化が喪失してしまった事を憂えた人物がいました。それは、ルイス・ペレスとその息子ウイリーでした...
20/07/2020

【200年前のシェリーを復活させたルイス・ペレス】
~シェリーの革命 vol.2

(前回のポストから続いて・・)
そんな価値あるシェリーの輝かしい伝統と文化が喪失してしまった事を憂えた人物がいました。それは、ルイス・ペレスとその息子ウイリーでした。彼らは、失われた50年を取り戻すべく、人生を投げ打って200年前のシェリー造りに身を投じたのです。

ルイス・ペレスは、シェリーの研究機関であると同時にシェリー醸造家に醸造を教えるカディス大学醸造学部の教授でした。また同時に、当時高品質なシェリーを造ることで知られていたドメックの醸造家としても活躍しておりました。そんな彼が、こともあろうに2002年自身のボデガを家族と共に設立したのでした。まずはこの地の伝統品種であるティンティージャ・デ・ロタからワインを造ることから始め、2013年区画ごとにシェリーを造り出すというプロジェクトを開始しました。そして遂に2016年、フィノタイプの「バラフエラ2013」を始めて瓶詰めして以来、次々と各種タイプのシェリーを世に出すに至りました。

シェリー産業は、効率化が優先されて以来分業により造られてきました。つまり、栽培家は栽培のみ行い、農協が栽培家から買ったぶどうをワインへと醸造し、アルマセニスタと呼ばれる熟成士がシェリーに仕立て上げ長期間熟成させ、我々が知っているシェリー製造ボデガがその原酒シェリーを買ってブレンドし、自社のブランドを付け世界中に売りさばく、といった具合です。ルイス・ペレスでは、昔ながらの畑固有の個性を生かしたシェリー造りを実現する為、栽培から醸造まですべての段階を自社で手掛けました。

ルイス・ペレスのシェリー造りで最も重要な位置づけにあるのが、「エル・コレヒドール醸造所」です。「エル・コレヒドール醸造所」は、パゴ「カラスカル」の丘の頂上に位置します。昔は、それぞれのパゴの頂上には必ず醸造所があり、その前庭に収穫したぶどうを広げアソレオし、醸造したと云われています。シェリー造りに適したヘレスの土壌は、昔海の底だった海洋生物の死骸が堆積した地層が隆起した石灰で、真っ白な色をしたとても石灰が濃い成分で、アルバリサと呼ばれております。しかも丘の上と下では土壌の組成が異なり、その種類は7つにも分類されます。ルイス・ペレスでは、その最も上部に当たる「バラフエラ」と呼ばれる石灰がミルフィーユ状に重なった区画のみ、つまり最上のぶどうのみから自社のシェリーを造っております。それがルイス・ペレスで最も重要なシェリーである「ラ・バラフエラ」です。

夜間に摘んだぶどうは仕立てるタイプによりアソレオされ、昔使われていた伝統の垂直式角型プレス機に入れられます。4人が横に並び肩を組んで一組となり、端から順番にぶどうを踏んでいくという昔の方法をそのまま再現するという徹底ぶりです。そしてプレス機1つから搾汁されたマストが丁度一樽に収まります。昔なされていた方法は、実に理にかなっていたものでした。

ルイス・ペレスのシェリー造りは、昔と同じ畑ごと、ヴィンテージごとに行われ、ブレンドはされません。それは、畑の個性や年の個性をそのまま持ったシェリーを生み出すためです。従って、ソレラによりブレンドもしません。唯一の例外はノン・ヴィンテージである「カベルビア」ですが、このシェリーは複数のヴィンテージのシェリーをパゴ「カラスカル」の特徴が最大限生かされるようにブレンドして造られるのです。そもそも何故ソレラ・システムというものが生まれたのでしょうか?それは何と意外な事に、シェリーの生産量が増大し、樽を横に並べるスペースが足りなくなってしまったからだというのです。3段4段と樽を積めば、それだけスペースを有効活用できるので、一気に樽を積むようになったようです。

さて、では200年前と全く同じ方法で造られたシェリーとは、一体どんな味わいがするのでしょうか?

一言でいえば、繊細でエレガント。今まで私たちが飲んできたシェリーとは全くと言っていい程違う印象です。フィノタイプでは、産膜酵母と共に熟成したところから来る強いヒネた様な香りではなく、ヒネ香もとても優しい香りです。オロロソタイプも、強い酸化香ではなく、やはり優しく複雑な香りを奏でております。やはり、アルコール添加していない影響はかなり大きい様で、一般的なシェリーと云うよりは、スティルワインに近い感覚です。

最後に、各パゴの特徴について、記しておきたいと思います。

パゴ「カラスカル」 風味豊かで筋肉質
パゴ「アニーナ」  完璧なバランス
パゴ「バルバイーナ」フレッシュ&エレガンス

あなたも200年前のシェリーワールドを、訪れてみませんか?

https://lavenir-wine.com/winemakers/bodegas-luis-perez/

【シェリーは昔、酒精強化されてなかった!】  ~ ヘレスの革命vol.1 ※長文注意初めての投稿から、かなりショッキングな内容です!しかし、これは今ラヴニールが皆様に最もお伝えしたい事であり、また、歴史に基づいた長くなる話なので、3回、いや...
19/07/2020

【シェリーは昔、酒精強化されてなかった!】
  ~ ヘレスの革命vol.1 ※長文注意

初めての投稿から、かなりショッキングな内容です!しかし、これは今ラヴニールが皆様に最もお伝えしたい事であり、また、歴史に基づいた長くなる話なので、3回、いやたぶん4回に渡り連載することになるかと思います。よかったらどうぞお付き合いください!

さて、シェリーというと、ワインの本を読んでも語られる事はこんな感じでしょう。

①世界3大酒精強化ワインのひとつ
②産膜酵母を張らせて熟成させる白ワインの一種
③ソレラ・システムによってブレンド&熟成される

ワインの教則本を見ても、殆どそれは同じです。その内容に、ワインの一番の特徴であり、個性でもあるテロワールについて語られる事はほぼ皆無です。

では、シェリーにテロワールは存在しないのでしょうか?!
残念ながら、現在のシェリーに関しては「無い」というしかありません。

では、シェリーには元々テロワールの概念は存在しないのでしょうか?!
いいえ、シェリーは元々テロワールに従って造られていたのです!

「えっ、そうなんですか・・」
って思いませんでした?!

シェリーの産地について教則本等で語られることは、ほぼ次の1点のみ。ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ、サンルーカル・デ・バラメダ、エル・プエルト・デ・サンタマリアという3つの街を結ぶ三角地帯から産出される、と。

実は、歴史の経過とともに殆ど忘れ去られてしまったのですが、ヘレスには、「パゴ」と呼ばれるテロワールの概念が歴然と存在するのです。「パゴ」とはシェリー産地に点在する小高い丘の様なもので、シェリー産地に連なる様に存在し、産地全体に300ものパゴがあると云われております。昔は、「パゴ」ごとにシェリーの特徴が異なることが知られており、「パゴ」ごとに売買される相場が決まっていて、その相場に基づいてぶどうの取引がなされておりました。中でも4つの「パゴ」が特に優れていると見做されており、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの街を西から北に取り囲むように連なって、順に”バルバイーナ”、”アニーナ”、”マチャルヌード”そして”カラスカル”と呼ばれるパゴがそれに当ります。なかでも”マチャルヌード”はシェリーのロマネ・コンティと称えられ、高く評価されて来ました。

これを私たちに馴染みがあるブルゴーニュに例えると、「パゴ」とは村名アペラシオンに相当します。つまり、”ジュヴレ・シャンベルタン”、”ニュイ・サンジョルジュ”、”ヴォーヌ・ロマネ”、”ピュリニー・モンラッシェ”そして”ムルソー”と、コート・ドール上に名だたる村名AOCがずらりと並んでいるのと同じ、と云って差し支えありません。

ところが、イギリスを筆頭とする世界でのシェリー人気と輸出の拡大による需要の増大、農薬の登場による農業の近代化と工業化、農協の台頭による大量生産と均質化により、ぶどうの取引は品質重視の「パゴ」単位から量重視の「キロ」(kg)単位へと変化し、高品質なぶどうを栽培するという目的が失われ、意欲も喪失してしまいました。そうして、「パゴ」というテロワールの概念に基づいた高品質なシェリー造り、3000年に渡るシェリーの伝統とテロワールの概念が、この50年で消滅してしまったのです。

また驚くべき事に、シェリー造りで昔は酒精強化(アルコールの添加)はなされておらず、本来は収穫したぶどうを天日に干し(アソレオ、またはソレオと呼ばれる)、余分な水分を飛ばし糖度を上げてから醸造しておりました。フィノ用のぶどうでは数時間から、ペドロ・ヒメネスの場合は数週間も天日に干すあいだ、丸いむしろに広げたぶどうを定期的にひっくり返すという気の遠くなる作業をしておりました。

では、なぜアルコールを添加するようになったかと云えば、糖度が低く品質も劣るぶどうを劣化させる事なく高アルコールなシェリーに仕立て上げる為には実に効果的な方法だったからです。これは知られていない事ですが、19世紀におけるぶどうの収量は1ヘクタール当たり1トンから3トンしかなかったものが、今日では10トンから30トンへと、何と10倍にも増えているのです。これだけ収量が増えれば糖度は当然上がりません。また、毎日気の遠くなるようなぶどうをひっくり返す作業もしなくていいので、シェリー製造業者はこの方法をこぞって採用・推奨したのも当然の事かも知れません。

よく知られているように、品質を保証する制度である原産地呼称DOは、スペインで1932年に制定されました。その際シェリー(ヘレス)はリオハとマラガと共に初めて認定されたDOでした。当初はDOの規定で、シェリーはアソレオすることが義務付けられていたのですが、効率と量を優先する生産者団体の要請により徐々に酒精強化が認められ、しまいには酒精強化をしなければいけなくなってしまいました。

品質を保証するためのDOが、品質を犠牲にしてしまう規定へと変化していってしまったとは、何という皮肉でしょうか、、(次回へ続く)

19/07/2020

いよいよ明日から投稿始めます❗️
しかも、三部作‼️

スペインらしく、こゆ〜い内容でお届けします(^.^)
見てねー

14/07/2020

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スペイン最新情報をジャンジャンupしていきます。
どうぞご期待ください~

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